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第7回   かつら   りゅうかく
 かつら竜鶴さん
 (本名:小林桂一さん)
ホームコンじゅく戸田駅前教室 生徒さん

三つの人生 〜夢はどんどんふくらんでいく〜


かつら竜鶴さん

■大須演芸場まで

名古屋駅からタクシーに乗った。
「大須の演芸場までお願いします」
運転手さん 「はい。演芸場ですね。・・・・・あれぇ?大須演芸場ってまだやってますか?」
「えっ、やってますよ」
運転手さん 「大須演芸場って、ときどきニュースになるんですよね。」
「ニュースにですか?」
運転手さん 「ええ、時々チャリティー公演をやるんですよ。建物が少し古くてその補修のために。・・・・・あれぇ、たしかこの辺だと思ったんだけど・・あっ、あった、ここだここだ。」


「大須演芸場」
歴史は古く数々の有名芸人もここの舞台に立った。
老朽化は気にならなかった。むしろ居心地よく感じたぐらいだ。


大須は戦前、名古屋一の繁華街と言われた華やかな街だった。
芝居小屋、寄席などが立ち並び”芸の街”とも言われた。
現在の大須は、大須観音・万松寺など伝統の香りが漂う中に、古着屋をはじめとするセンスのいいお店やパソコンショップなどが建ち並ぶ古さと新しさが溶け合った面白い街だ。

大須演芸場は大須観音から歩いてすぐのところにある。
漫談、マジック、パフォーマンス、落語、物まねなどのお笑いが1日1〜2回公演されている。客席は250席あるが、回によっては空席が目立つ時もある。また、演芸場の建物自体に歴史を感じさせる部分をみつけることができるが、それはどこか懐かしさと落ち着きを感じさせるものだ。

大須観音

「大須観音」
演芸場までは歩いて2〜3分

■かつら竜鶴さん登場

公演開始のアナウンスがあり演芸場に入った。

トップバッターは大須くるみさんだった。まずは、ハデな音楽をバックにコミカルなマジックを披露。
続けざまに手を使わないハーモニカ演奏や南京玉すだれなど、テンポよくネタを繰り出してゆく。ノスタルジックな音色のハーモニカで奏でられる『明日があるさ』には少しジーンとさせられた。

大須くるみさん


続いては、かつら竜鶴さんの出番。待ってました!
竜鶴さんは三味線を弾きながら舞台に登場した。パリッとした舞台衣装、格好いいではありませんか!最近はポリープのため喉の調子が悪いと話していたが、それでも素人のわたしの耳にはいい声である。三味線の音色にあわせ次々とネタを披露していく。テンポよく面白い。

なかでもノンキ節は七五調の歌に時事ニュースから夫婦関係、さらに自分の入院体験まで面白おかしく三味線の伴奏にあわせてメロディーをのせていく。都都逸(どどいつ)では飽き足らなくなった竜鶴さんがたどり着いた芸だ。

ネタを披露するたびにお客さんからは笑いがこぼれる。竜鶴さんが客席に話し掛ける。とたんに演芸場のなかには、フレンドリーでリラックスした空気が漂いだす。
舞台上から客席の一人一人の様子を見ながら心をつかむ。舞台と客席との間にコミュニケーションが生まれていく。

やはり、これは”生(なま)”だからこその面白さだ。
舞台と客席との駆け引き、”なま”で見て始めてその面白さが分かる。テレビでしかお笑いを見たことが無かった私にはとても新鮮だった。みなさんも是非、演芸場に行ってご自分で確かめてみてほしい。

 

かつら竜鶴さん
かつら竜鶴さん



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